おはようございます。
早朝のテンションで韻を踏んでしまいました。
今日は、精神の健康維持について、最近考えていることを書いてみようと思います。
結論からお話すると、
・不満や意見を吐き出すことは健康的なことだ👍
・あなたに必要のない話は、相手を封じ込めず自分に受け取りもせず、上手に放流しよう🐟
という内容になっています。
・ストレスを吐き出せずに溜め込んでしまう
・人のグチを聞くのが苦手
そんな方に何かが届いたら嬉しいです🌼
不満や意見を吐き出すことは健康的なことだ👍
わたしは以前、人のグチを聞くのが苦手でした。
自分のことを言われているわけでは無くても自分が責められている気分になったり、
グチ会みたいなのに居合わせると大きくなったトゲトゲパワーやダークサイドパワーにくらってしまったり、、
けれど、好きな友人の何人かが不満やストレスなどを吐き出せずに弱っているのを見て、
内側に溜めてしまうとその人自身の健康を損なってしまうんだと気づきました。
最近読んだ本に、こんな一節がありました。
発熱とか下痢とか咳とか、出ている分には大丈夫なんです。
名前真弓医者だったかな調べる
体温が低いとか便秘とか、出ない時こそ診てもらってほしい。
すとん、と腑に落ちる気がしました。
出すというのは、内部を浄化しようとする作用なのでしょうか。
屋久島を旅した時に、島のガイドさんがこんな話をしてくれたことも覚えています。
水は流れていると澄んでいるけど、 留まっていると濁ってくる。
屋久島の自然ガイドさん
島のきれいな小川は、流れているところはなるほど澄んでいましたが、
水たまりになっているところは濁っていました。
出すことや流すことは、自然界においてきれいな状態を保つ秘訣なのかもしれません。
これを人の精神に置き換えて考えてみると、
やはり何かが自分の中に停滞している状態は、本人にとって良く無さそうな気がします。
まず出す、次に入れる
図書館によく通っていた頃、医学書や栄養学の本に「まず出す、次に入れる」ということが複数の本で書かれているのを目にしました。深呼吸もまずは吐く、食事する時も出すのが先、生まれたての赤ちゃんも泣いてから息を吸うそうです。
人間の健康維持にとって、「まずは出す」ということは大切なことなのかもしれません。
そう考えると、不満を吐き出すということも、健康的なことですね👍
あなたに必要のない話は、封じ込めもせず受け取りもせず、
上手に放流しよう🐟
どうやら「出す」というのは人にとって必要なことな気がしてきました。
とはいえ、やはり「グチを聞くのは苦手」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
わたしも以前は、それゆえ相手のグチやため息を封じようとしてしまっていたことがありました。
けれど吐き出す大切さを知った今、次に必要なのは受ける術です。
グチの受け方について、参考になるのではと思った柔道の受けについての至言があったのでご紹介します。
柔道の根本を象徴するものは球である。
柔道十段 三船久蔵
球は倒れた試しが無い、これは、いくら転んでも中心を失うことが無いから。
球は動きそのものに無理が無く、変化も極めて速い。
ふむ、何か柔道という枠を超えた、万物の真理のようなものを感じます。
三船十段の実際の柔道動画があったので、興味がある方はご覧になってみてください。
1:01 あたりからの三船十段の受け、どうなっているのでしょうか。
体重が倍くらいありそうな相手からの技がまったく響いていません。
相手の力を抑え込むでも無く、くらうことも無く、自分の身体を通過させているだけのように見えます。
この至言をグチの受けにも応用できないでしょうか。
もし三船十段のように受け流すことができれば、相手の吐き出す作用を抑えることなく、
かといって自分がダメージを受けることも無さずに済みそうです。
三船十段の受けは、無視しているのとも違っているように感じます。
わたしが以前グチをこぼした時、相手に無視をされたことがありました。
受け取ってもらうまでも無いのですが、完全に無視されるとちょっと.. という時に、
柔道のように手をとってしっかり向き合ってくれていることを感じられたら、
グチの内容に共感してもらえないとしても、言った側も気持ちはすっきりするのではないかな..?という仮説が浮かんできます。
球は倒れた試しが無い、これは、いくら転んでも中心を失うことが無いから。
球は動きそのものに無理が無く、変化も極めて速い。
また、この言葉は、自分の軸を持ち人や世の言動に左右されない、
柔軟で芯のある人を指しているようにも感じます。
三船十段のように、自身の中心を知り、相手と向き合い、相手を封じ込めもせず執拗に受け取りもせず、
上手に物事を流していける人になりたいなぁ。
言葉では難しい人のために、芸術があるのかもしれない
そして自然も
そうは言っても、誰しもが球の術を持っているわけでは無いから、やはりグチを吐くのははばかられる.. という方は、
音楽にするなり絵にするなり、感情を創作に向けてみるのはどうでしょうか。
はたまた詩作か彫刻か、ダンスや運動も良さそうです。
思えばわたしも口下手で気持ちを発散することが苦手でしたが、
音楽をやったり、絵をやったりして、自分の心の流れを保っていたのかもしれません。
または、窓を開けて家の中に風の流れを通してみる、川へ出かけて水の流れを見るというのもいい方法かもしれません。
自然や地球は、想像もできない永い年月の間、自分のバランスを取ってきた大先輩です。
みんなの中にあるそれぞれの自然に、みんなが耳を傾けられますように🌿