詩と絵

やわらかなふたり

赤ちゃんのボディはぷにぷにで
お母さんのおっぱいはふわふわで

傷つけ合うことを放棄した
硬く守ることも考えぬ
互いのためにそうであるような
柔らかな二人

六ヶ月
ここまでの様々の変遷が 暖かく胸に積もる

初めて抱いた時 おっぱいを探し当てたこと
ほっぺをぺこぺこと膨らませて飲む 愛らしい姿

慣れない授乳で千切れる様に痛く
寝不足でボロボロだった時も
赤ちゃんと母の目的は同じだと思うと
力が湧いてきた

今は手でものを握れるようになって
授乳中も
お腹が空いている時は
両手を母のあごに届くくらい大の字に広げて

今は互いに慣れ
おっぱいの前で 口を開けて待ってる姿に
笑みが溢れる

互いに身を預けて分かち合う
穏やかな時が流れる  

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